
毎年、4月12日~14日は仏教のお正月・ソンクラーンです。
近隣国のミャンマーやカンボジアでも同じくソンクラーンの祝日となります。
(国・地域・年によって祝日の期間が変動いたします)
「水かけ祭り」としても有名で、大きな水鉄砲やバケツで水をかけ合うお祭りのような映像や写真を想像されるかと思いますが、そもそもは、お寺で年長者へ感謝を込めて水をゆっくりかけ、一年の悪い気を洗い流し、新年を迎える大切な期間です。
寺院ではストゥーバ(仏塔)の周囲に自宅から砂・土を持参し、三角錐を作り、奉納します。
これは、旧1年間に参拝した際に靴底について自宅に持ち帰った砂・土を寺院へ戻す意味合いがあります。
日本では正月料理として「おせち」や「お雑煮」がありますが、タイでは「カオチェー(冷たく、少し甘い雑炊)」を食べる家もあります。
古くはモン族の習慣で、長い年月をかけ宮廷料理となり、現在の形となっています。
ただ、「宮廷料理」ですから一般化していないため、一部の地域、一部の年代、一部の家庭での習慣となっています。
カオチェーは4月~5月に一部のタイ料理レストランで味わうことが出来ます。
ぜひ召し上がってみては如何でしょうか。
(写真はタイの伝統的なお菓子です)
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